「動画クイズに答えて大家になろうキャンペーン」当選者 三沢清太郎様の大家さん初体験レポート
皆さま、はじめまして。30代サラリーマンの三沢清太郎と申します。
幸運にも【動画クイズに答えて大家になろう!】モニターに当選させていただき、364日間の大家見習い業を経験させていただきました。2011年4月末でちょうど賃貸借期間の364日間が経ちましたので、気づいた点をまとめさせていただきました。
これから大家を目指す方に少しでも参考となれば幸いです。
◆物件概要
最初に簡単に物件概要をご紹介いたします。荒川越しにスカイツリーを見渡せる京成押上線某駅から徒歩9分という幹線道路に面したところにあり、平成19年3月竣工と築浅、部屋は1F、ロフト付のワンルームで占有面積は20.43uというものでした。募集条件は定期借家契約(再契約型)にすること以外は自分で自由に決めることができました。
◆契約はシンプルな方がいいですよね
今回一番苦労したのは、なんと言っても契約条件を不動産会社に理解してもらい、客付に協力してもらうところでした。契約スキームは、私が364日間の定期借家契約で物件オーナー様から物件の無償貸与を受け、更に定期借家契約の転々貸で貸借人に貸し出す形を取ったのですが、不動産会社様にとってみれば普段扱っている物件条件とはずいぶんと異なっているため難色を示すところが多くありました。特に364日間を過ぎた後の貸借人と賃借人の関係を気にされる不動産会社様が多くありました。最終的に10社の不動産会社様を廻って5社に協力いただけることになりましたが、複雑な条件よりはやはりシンプルな条件の方が不動産会社様にとっても与しやすいことを痛感しました。
定期借家契約自体は思ったよりも好意的に受け入れてくれるところが多かったように感じました。これは都心での募集だったことが影響しているかもしれません。
◆フィーリングの合う不動産会社を見つけよう!
不動産会社と一口に言っても各社各様の特徴があることを肌で感じることができました。家族経営の不動産会社は、古くから地元に根付いている特徴を活かし、福祉事務所を通じて生活保護者を案内するから家賃を住宅扶助上限の53,700円まで下げないかとアドバイスをいただきました。若手営業が多いチェーン店系不動産会社は客付を依頼するとすぐに現地に赴きビデオ撮影を行い、大手賃貸物件募集サイトに無償で動画をアップしてくれました。また、客付状況の確認電話一つにも熱のこもっているところとそうでないところの差を感じることがありました。ですので客付は1社に丸投げすることなく、一般媒介で複数の不動産会社に協力要請し、次第に自分とフィーリングの合うところと付き合いを深めていく、というのも1つの方法かと思います。
◆リフォームは賃料アップに効果てきめん!
ありふれた間取りでも、そこにIKEA等で購入した鏡やボードを室内やユニットバスに配置するだけで見違えるようにスタイリッシュな空間になりました。結果、美容師をされている女性に近辺相場より高めで部屋をお貸しすることができましたので、プチリフォームの威力を痛感しました。
◆内見者様の居住時間を延ばそう!
内見者様に少しでも長く室内に滞在してもらうために、室内に以下の小道具を準備しました。
スリッパ、筆記用具(メモ用紙、ボールペン)、メジャー、物件紹介POP、飴、内件者様向けチラシ、ミニ観葉植物
小さな工夫かもしれませんが、何もしないよりは内見者様に貸し手の思いが伝わったのではないかと思っています。
◆WEBやチラシで目立とう!
内見者様はWEBやマイソク等のチラシを見て、気に入ってくれて初めて内見していただけるわけですから結構重要なポイントだと思います。WEBに関しては、無償で動画を大手賃貸物件募集サイトにアップしてくれる不動産会社様があったので有効に活用させていただきました。余力があれば自分自身で物件紹介サイトを立ち上げるのも有効かと思います。チラシは業者様用と内見者様用の2種類を準備しました。カラー写真をふんだんに取り入れ、募集条件や設備を列記するだけでなく、業者様用には以下のコメントを付けておきました。
客付業者様へ
鍵現地対応、生活保護者可、外国人可、2人入居可、決めていただいた営業の方に商品券1万円
これは少しでも間口を広くするためと、不動産会社営業のモチベーションアップを狙ったものでしたが、商品券については不動産会社様によっては個人が受け取ることはNGであるところもあったため、もう少し各社毎にモチベーションアップ方法を検討したほうが良かったな、と反省しています。
◆掃除♪掃除♪掃除♪
どんなにWEBやチラシで物件を気に入っていただいても、物件が汚かったらそこに住みたいとは思わないですよね。今回は、訪問のたびに室内クリーニングだけでなく、共用部分やアパートのゴミ捨て場を清潔に保つことを心掛けました。
◆確定申告初体験!
生まれて初めて確定申告を経験しました。実はモニター期間中に転職したり、競売物件でアパートを購入したりしたので青色申告にしようと思っていたのですが、諸事情により白色申告になりました。申告用紙作成は会計ソフトを使ったので思ったよりも簡単に作成することができました。自ら申告することで遅まきながらはじめて痛税感を覚えました。今まで税金に鈍感だったことを反省する次第です。
◆最後に
多くのサラリーマンの方々は、大家業に興味はあってもなかなか踏み込めないままでいるのではないかと思います。私もその中の一人でした。本やセミナー等で知識を得ても活かすことなく腐らせていました。私は今回のモニターで背中を押され、耳年増になっていた知識がストンと体に染み入る経験をしました。実践した内容は一つとして難しいものではありません。ですが、難しくないことをコツコツ積み重ねていくと大きな差別化になることを知りました。今では競売でアパートを落札し、本当の大家業にも今回の経験を活かしています。
これからの大家業は更に厳しさを増していくかと思います。しかし、ビジネスの世界で常に他社との差別化を意識しているサラリーマンなら大家業でもきっと成功されるのではないかと思います。面倒くさがり屋の私が言うのだから間違いありません。w
最後になりますが、素晴らしい経験を与えてくださった一般財団法人日本不動産コミュニティー様、物件を貸与だけでなくリフォームまでしてくださったオーナー様、客付に協力くださった不動産会社各社様、内見してくださった方々、そして入居者様に深く感謝の意を表して、結びとさせていただきます。本当に364日間、ありがとうございました。
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